人は育った環境で培われた価値観が全てだと思い込んでいる。
心から笑って、心から喜べてる?と聞かれたことがあります。
私にとって、これはとってもハードルが高いことでフリーズしたまま愛想笑いで誤魔化しました。
感情を抑えるのが美徳という価値観の家庭で生きてきた私にとって、湧き上がる感情を感じることなく抑え込むというのは日常だったので。
感情というものは、切り捨てて、そんな思いは入れなければいい。
そう思って過ごした結果、どうなったかというと、全ての感情を抑え込み麻痺してしまった私が出来上がっていました。
つまり、怒りや悲しみといったネガティブなものだけではなく、嬉しい楽しいという感情も全て感じられなくなっていたのです。
泣く事は許されず、大声で笑っても怒られる。周りの大人が望む静かで扱いやすく従順な子供を演じすぎて、自分の感情を麻痺させていました。
その価値観しか知らないまま、ずっと生きてきたので気がついていませんでしたが、
それまでの人生において私が心から笑った事って、実はなかったのです。
感情の解放と多様な価値観に触れることで起きる変化
感情を解放していいという事、感情の扱い方を知っていくうちに、楽しむということ、喜ぶということが、頭ではなく心から少しづつ体感していくようになっていきました。
無防備に何も考えずに死ぬほど笑い合えるということを知った時、こんな世界があったんだと私の中では、本当に大きな発見でした。
そんな世界に行きたかったのに、いけなくて拗らせていた部分もあったと思うし
そんな世界に行くのは、特別な人という諦めが強かったとも思う。
今、心から笑えていますか?心から喜ぶことできていますか?
望んでいいのですよ。
解き放つためには勇気がいるかもしれません。ちょっとだけ時間もかかるかもしれません。
それでも、望んでみてください。
あなたが心から笑って、心から喜べる日が来ることを願って止みません。