イメージではなく真実を知ろう。

DV(ドメスティックバイオレンス)と聞くと、イメージとして殴る蹴ると言う行為を思い浮かべることが多いと思います。

確かに身体的暴力の中でも一番わかりやすいのが、この2つなので「私、殴られてるわけでも蹴り倒されてる訳でもないから当てはまらない」と思いがちです。

そして、実際DVを受けてるのに私は該当していないと思う方は非常に多かったりします。

私もそうでした。

でも初めてDVのチェックリストを見た時に、この身体的暴力以外の項目、ほぼ8割以上当てはまっていて、DVを受ける側の心理状態もまさに私そのものでした。(プロフィール参照)

あの時の衝撃は忘れられません。

DVを受けている側にいる時は、自尊心も自分を守るための防衛基準も全てのラインが非常に低くなってしまうものです。

そのために自分が受けている行為、現状把握ができずに悪循環に陥ってしまうのに、常に自分を責め続け、よくなることを常に願ってしまいますが、状況が良くなる事はありません。

DVチェックリスト

  • 身体的暴力(殴る、蹴る、首を締める等)
  • 精神的・心理的暴力(嫌がらせ、暴言、中傷、無視、脅迫等)
  • 性的暴力(望まない性行為の強要、頼んでも避妊をしない、見たくないポルノ映像の強要等)
  • 経済的暴力(生活費を渡さない、勝手に貯金を使う、相手名義で借金を作る)
  • 社会的隔離(親族や友人と会わせない 、外出を禁止する、携帯電話のメールや着信履歴を執拗にチェック等)
  • 子どもを使った暴力(子どもに相手を攻撃させたり、子どもの前で相手を非難、中傷する、子供を利用した間接的な嫌がらせ等)

いかがでしょうか?

あなたが受けているその行為、その環境、幸せですか?

私が悪いから、私のせいだと、私さえ我慢すればと、あとどのくらい我慢すればいいのでしょう?

しなければいけない忍耐は、人生においてありますが、しなくていい我慢はすぐに手を放す事です。

そして、今も知らず知らずのうちに心も命も蝕まれていると言うことに気がついて欲しい。

この状況から、抜け出せる気がしないかもしれない。どうしたらいいのかわからないかもしれないでしょう。

あなたは幸せを選ぶことが出来ると言うことを忘れないで欲しいのです。

該当していたら迷わず相談し、自分を守ってください

そして、この件については相談する相手を選んでください。

DVや虐待経験を乗り越えた方、専門知識のある方、公共機関等のご相談をお願いします。

SOSを出す事はもちろん大切な事です。

ただ、大好きなお友達や家族でも、未知な分野、知識や理解を超えた世界に対応できないことと言うものはあって、より自責と孤独を深めてしまうことがあります。

SOSを受け取った周りの皆様へ、見えづらいDVと言うものが多く理解しがたいものが多いと思いますが、どうか真摯に受け止めてあげてください。それだけでも救われるものです。

そして対処が難しいと感じたら、是非ご相談ください。

そして、女性側だけが被害者だと思う方も多いですが、男性も被害者である事はあります。

まだそんなにひどくないしと思うかもしれませんが、実は酷い状況にあると言う自覚がない場合が多いのもDVを受ける側の特徴の一つです。

ちょっとでも当てはまると感じたら、すぐにご相談ください。

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